システム思考は小学1年生でも使えます。

男の子の1人がこう言います。「まず、僕らは『いじわるな言葉』を言われて、『傷ついた気持ち』になるんだ。それから、ケンカが始まって、それで、もっといじわるな言葉を使ってしまう。そうしたら、もっと傷ついた気持ちになって、もっといじわるな言葉を使ってしまうんだよ。」

IDGs Gathering 2022:⑥持続可能な開発目標に必要な内的発達について

私たちには、子どもにシステム思考のツールを教えてきたたくさんの経験があります。子どもたちは即座に理解します。ほとんど時間はかかりません。分かるのです。学校での唯一の問題は、子どもが先生よりもはるかに早く学び、先生たちがそれをとても恐れてしまうことです。

IDGs Gathering 2022:③目標(Goals)と意図(Intentions)について

この内的成長という意識の向け方は、新しい行動の様式へと私たちを導きます。そこにおいて、私たちは、意図と、大切だと知っているものを持ち、また一方で、私たちはそれを「起こす(make it happen)」ことができないと認識しているのです。私たちに自分の子どもたちを「幸せにならせる」ことができないのと同様に。

IDGs Gathering 2022:②産業化時代からの転換について

IDGsには潜在的な意義があるのです。この地球に生きる部族としての私たちが、「いや、私たちの「Being」の能力が本当に大切だ」と、現実として受け止め始められるか。ただここにいること、平穏でいることを、大切な現実の話として受け止められるかが問われています。

自由とはシンプルな言葉である⑥私たちの「正気でない」文化

いつも頭に浮かぶ言葉は、「Sanity(正気)」です。人が集まって、まず共にいることに感謝して、そして私たちが生きていることへの感謝から始める、またはこれを含めて、お互いを歓迎し、受け入れる。こんなふうにミーティングを始める人たちのそばにいるとき、私はいつも「ああ、これが正気というものだ」と感じます。そして、同時に思い出すのは・・・これほど強い感情を覚えるのかのもう一つの部分ですが、私たちがどれだけ「正気ではない」かです。

組織文化を変えようとするのではなく、2つのものを探してください

文化を変えようとしてはいけません。なぜなら、文化を変えようとするあなたのエネルギーが、組織文化をかえって強化しがちだからです。

2つのものを見つけてください。1つ目は、人々がすでに、あなたが見たいと思う方法で働いているような場所。そして、他と少し違う文化を持って活動しながら、頭を悩ませる問題を解決できている場所です。

システム・リーダーシップの夜明け(6)道を進むための指針

システム・リーダーになる道は、明らかにシンプルな旅ではありません。どんな困難な取り組みでも同様ですが、いくつかのシンプルな指針を心に留めておくことが役に立ちます。

自由とはシンプルな言葉である⑤「ネルソン・マンデラ」の物語

過去と現在を「受けとめる(ホールドする)」ことがカギです。ただし、このように「深く受けとめる」ことです。ですから、マンデラに何かが起きたことは明らかです。そして、だからこそブーバーの言葉からスタートしたのは素晴らしかったのです。あるポイントにおいて至る、ある領域に通じる道です。「大切なのは確かに自分ではない。確かに自分の過去でもない。自分は乗り物に過ぎない」。ただ、そのときに「乗り物としてのあなたが何者であり得るのか」という何かに足を踏み入れることができるのです。