断続的に注意力を奪われている人のIQは、1日を通して10~20%も低下しています

私たちは、常に断続的に中断させられる状態にあり、何かに対応し続けることを迫られています。会議に出るとき、みんながテーブルを必要とする理由は1つだけで、自分のデバイスをテーブルの下に隠し、会議中に2つのことを同時並行できるようにするためです。この「同時に2つのことをする」という考えは、実にバカげています。2つのことを同時にはできません。1つのことしかできないのです。問題は、何かをやりながら、別のことを考えていることです。こうして永続的に注意力を失った状態で、私たちは生きています。 続きを読む 断続的に注意力を奪われている人のIQは、1日を通して10~20%も低下しています

誰かを指さすとき、残り3本の指は自分を指していることに気を付けなさい

私たちの日常の認識に1つ、言わば根本的な「機能不全」があります。それは、問題がいつも「あちら側」に現れることです。「あの人はいつもあんなことをする」とか、「あんなふうに考えてばかりだ」とか、「ああいう偏見を持っている」とか。そして、私たちが忘れてしまいがちなのは、「それを見ているのは誰か」ということです。 続きを読む 誰かを指さすとき、残り3本の指は自分を指していることに気を付けなさい

「変化を起こす」こと、「内省」の役割。

この「変化を起こす」という言葉もあまり良くないと思います。朝起きて、誰かに「変えられる」ために仕事に向かう人はあまりいないでしょう?この中で、今までに上司や、パートナーに対する「変革を実行しよう」としたことがありますか?今、反射的に全員が笑っているのは、今話したのがバカげた考え方だと分かるからです。しかし、私たちは組織を「変える」ことには問題を感じません。興味深いと思いませんか? 続きを読む 「変化を起こす」こと、「内省」の役割。

ピーター・センゲ「現実をデザインする」(1)

ここにいるみなさんの多くは、組織の高い役職にいる方ですから、1つ提案をしたいと思います。簡単に忘れられてしまう仕事の1つの側面ですが、それは、人々が物事の意味を認識する手伝いをするということです。私たちは何者で、どんな場所にいて、またどのような文脈の中で活動しているのでしょうか。みなさんの仕事の1つの側面は、組織のインテリジェンス、つまり人々が周囲の世界をどのように理解するか、その成長に投資し続けることです。 続きを読む ピーター・センゲ「現実をデザインする」(1)

内省について ピーター・センゲ

この(3本脚のイスの中央の)脚が内省(Reflection)です。内省的な会話(を行う力)。内省というのはいろんな意味で重要な概念です。会話は文脈・背景です。その上で内省が起こります。内省とは「私たち自身の思考について積極的に思考する」ことです。内省とは、鏡です(英語のReflectionには、反射という意味があります)。自分自身のことを、自分が見たくなかった方法で見ることです。 続きを読む 内省について ピーター・センゲ

ただ内省を通してのみ、私たちは歴史を変えることができる

みなさんがご関心をお持ちの、組織における深いレベルの変化にとって本当に大切なものは、ほとんどが「目に見えない」ものです。当然だとされていること、背景に溶け込んでいるようなことです。今から400年前の歴史に(地動説を唱えて投獄された)ガリレオの話がありましたが、私たちは今もその仕組みを甘んじて受け容れているようです。 続きを読む ただ内省を通してのみ、私たちは歴史を変えることができる