これからの10年間にどんなことが起こると感じていますか?(オットー・シャーマーの問い)

人々は正気を失ってなんかいない。とてもリアルで、とても切実で、あまりに大きな感情を伴う現実に声を上げているんだ。もしも私たちがその声に対立し、戦うのならば、彼らの恐れを一層強めるだけだろう。

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「偉大なことなんてできませんよ。大きな愛を込めて、小さなことをやるんです」(マザー・テレサの言葉)

「どうすれば人は、偉大な仕事をすることができるのですか?」
デバシスが質問すると、マザー・テレサは、インド人がいつもする、あのちょっとした(首を左右に動かす)動作をしました。それから、肩をすくめて、こう言いました。「偉大なことなんてできませんよ。大きな愛を込めて、小さなことをやるんです。それだけです。」

世界には、たくさんの問題があります。そこに私のうしろ向きな気持ちを付け足す必要はありません。

この選択は、いつだって私たちに与えられています。私たちの注意の矛先を、私たちが本当に大切だと思うものと同じ方向へ向けることは可能でしょうか?とても簡単に言えば、あなたの「恐怖」ではなく、あなたの「愛」が向かう方に向けることはできるでしょうか?

「彼らの意識の中で、君はまず関係性としてスタートする」 オットー・シャーマー x ピーター・センゲ

一歩下がってみて、少しだけ西洋人としての文化的な側面から考えてみよう。君も私も西洋人だ。西洋的個人主義がどれだけ目に見えなくて、そして蔓延しているかに気付くことは不可能だと思うんだ。私は私であり、私として生まれ、この身体に生まれついた人格だ。

オットー・シャーマー x ピーター・センゲ(U.Lab インタビュー その7)

オットー、君が言った南老子は、中国の禅、道教、儒教に精通している人物だが、彼が私に言ったことがある。「世界で最も危険なものは、戦争の危険よりもずっと大きなものだ。それは、バーチャルであることの危険だ。遅かれ早かれ、『現象としてのこっち側の現実』と、『私たちが感覚として受け取る経験』、この2つの間にある私たちの進化に関わる相互依存性、そのフィードバックループ全体が壊れてしまうかもしれない。」

オットー・シャーマー x ピーター・センゲ(U.Lab インタビュー その6)

ジェイ(フォレスター)は、MITでこの特殊なシステム研究のアプローチを立ち上げた人物だった。彼はエンジニアだった。歴史的に見ても、エンジニアの中のエンジニアだった。MITのチームを率いて、初の汎用デジタルコンピューターを作ったのは彼だ。1940年代の後半から50年代にかけて、ジェイはコアメモリーと呼ばれるものを開発した。これは、電子計算を可能にするための、最初の技術的ブレイクスルーだった。

オットー・シャーマー x ピーター・センゲ(U.Lab インタビュー その4)

私たちが失うのは、自分自身についての「慣れ親しんだ考え方」だ。この「自分」は、ある意味で消失するだろう。しかし、そのときには、とてもしっかりした自己という感覚があるんだ。むしろ、この自分こそが、本当に確立した自己という感覚と言えるのかもしれない。それは、(認知や経験の枠を)超越した自己なんだ。

オットー・シャーマー x ピーター・センゲ(U.Lab インタビュー)

「世界に問題はたった1つだけなんだ。それが、マインド(心)とマター(物質)の再統合なんだ」。それから君は続けて言った。「彼はほんとにこの通りに言ったんだ。マインド(心)とマター(物質)の再統合・・・」。

それから君はシステム思考のエッセンスについて話し始めた・・・

【動画】オットー・シャーマー 「U.Lab – ビジネス、社会、そして自分自身の変容」イントロ

ようこそ「U.Lab – ビジネス、社会、そして自分自身の変容」へ。私は、オットー・シャーマー。MIT上級講師で、プレゼンシング・インスティテュートの創設理事です。約20年前に、ドイツからここMITにやってきたのは、組織や社会がどのように学習し、進化することができるのかを探求するためでした。それ以来、企業、政府、そして市民団体での、様々なイノベーション、ラーニング、そしてチェンジに関わるプロジェクトに携わってきています。

【動画】オットー・シャーマーのオンラインコース(無料)紹介

私たちは、非常に重大な「破壊」の時代に生きています。何かが終わり、死んで、違う何かが誕生を希求している時代です。

終わりを迎えて、死に行くものは、1つの文明です。「私」を最大化することを目的とする考え方、大きいことは良いことだという考え方、特定の利権団体が意思決定を支配するという考え方に基づく文明です。この考え方が、私たちの「組織的な無責任」という状況をもたらしました。