これからの10年間にどんなことが起こると感じていますか?(オットー・シャーマーの問い)

オットー・シャーマー:これまで話したことすべてを踏まえて、君の感覚に目を向けてほしい。これからの10年間に何が起きることを期待しているだろうか?あるいは感じ取っているだろうか?そして、ひとつのムーブメントとして、どんなことがいちばん大切だと思うだろう?私たちが、今後10年間で成し遂げなくてはならないことは何だろう?

ピーター・センゲ:初めに頭に浮かぶのは、君も言ったように、「安全ベルト着用!」とか「シートベルトをしっかり締めてください!」だね。君が予見した通り、とんでもないものになるだろう。ただ、私たちが今さっき話した「乱気流」や「揺り戻し」に関して言えば、私は、エスタブリッシュメントの認識とは違う考え方をしている。これは本当に危機的なことだし、対立はますます激しくなるだろう。衝突が小さくなっていくとは考えられないんだ。

今、大きな問いは、この「乱気流」がエスカレートして、本当に手に負えないものになってしまうのかどうかだ。そこに内包されるものに注意を向け続けなければならないと思う。ある意味、この動きに対して自己表現の場を与える必要がある。だから、トランプ支持者と争ったり、BREXIT支持者と争ったりすることは、本当のところまったく意味を成さないんだ。

もう一度言うけれど、人々は正気を失ってなんかいない。とてもリアルで、とても切実で、あまりに大きな感情を伴う現実に声を上げているんだ。もしも私たちがその声に対立し、戦うのならば、彼らの恐れを一層強めるだけだろう。

2つ目は、変革を目指す他の取り組みと同様に、私たちの誰もが、機能していないことに執着し始めてしまう危険性だ。そうなれば、私たちが恐怖と怒りを覚えるのは当たり前だ。そして、より大きな恐怖と不安を表現している、現状にすがりつこうとしている人々に注意を向けてしまう。本当は、みんなの個人レベルにおいても、そして集合的なレベルにおいても、非常に大きなレバレッジはいつも私たちがどこへ注意を向けるかにかかっている。

私が、仕事で子どもたちと関わるのが大好きなのは、若い人たちと話し合うと、みんながこの何かに囚われていると感じるんだ。しかし、彼らは若いから、エネルギーが未来へと大きく向けられている。程度の違いはあっても、私たちのレバレッジはいつもここにあると思うんだ。私たちは、出現しつつあるものに注意を向けているだろうか?それとも、過去の状態を維持するために戦うことへ注意を向けているのだろうか?

そうだね、難しい時代になると思うよ。


Otto: Given everything we said, if you look at your feelings in regard to the next 10 years, what are you expecting or sensing to happen over the next decade? And, as a movement, what do you think really matters the most? What do we need to get done in the next 10 years?

Peter: Well, the first thing that comes to my mind is, as you said, “Strap in!” or “Tighten your seatbelt!” It is going to be crazy as you already see that, of course. But I do not think the turbulence and pushback we were talking a minute ago, the way in which establishment recognizes. It is really in danger and fights harder and harder. I cannot imagine it getting less.

Now the big question is, does it really escalate into something that gets completely out of control? I think we have to a kind of hold the attention to what is contained. In a sense, we need to give it a space to express itself. That is why fighting against the Trumps and fighting against Brexits does not really make any sense.

Again, people are not crazy. They are giving voice to something that is very real emotional, very, too much emotional reality. If we fight against it, it will make them more afraid.

And, the second thing is that, like all the other change initiatives, the danger is any of us starts to be obsessed with what is not working. Naturally we are fearful and angry. We focus on people who are expressing this larger fear and anxiety, holding onto the status quo. You know, so much of your leverage at the individual level, and I think to some degree at the collective level, always comes to where you put your attention.

I love working with kids because when we are in conversation with young people, we really feel their being caught in this crosscons but because they are young, the energy is so much towards the future. I think that is always where our leverage is to some degree. Do we pay attention to what is emerging? Or do we pay attention to what is fighting to preserve its past status? So, I expect it to be difficult.

広告

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

w

%s と連携中