本当に正しくシステムの変革を行っているのはどの企業でしょうか?

インタビュアー:ただの広告やグリーンウォッシングではなく、本当に正しくシステムの変革を行っている企業を挙げるとしたら、どの企業でしょうか?

センゲ: それは、やっかいな質問です。「やっかい」なのがどうしてかお話しします。それは、どの企業も、「理想像」として崇められてしまってはならないからなんです。おそらく、私たちがその企業に対してできることの中で、もっとも逆効果なことでしょう。

中国の古いことわざに、こうあります。「もっとも優れた人たちとは、もっとも自分自身に厳しい人たちである」。

自己満足は、いつもイノベーションの敵なのです。本当のイノベーションの精神を持ち続けたいと思うならば、「私たちはリーダーの一員だ」という思いこそ、最悪のものだと言えるでしょう。

謙虚さというか、いろいろなものが上手くいっていないと気付いていること。これが、イノベーターの本当の特徴なんです。イノベーターというのは、ものすごく厳しい自己批判を行う人たちです。ですから、彼らを理想像として崇めて、「この方たちです!素晴らしいことを行っています!」と話すこと・・・もし本当にこうした活動を広めて行くことが大切だと思っているなら、これほど悪いおこないはありません。

とは言え、目に見える事例は必要です。こうした変化がただの理想ではなく、実際に起きているのだと実感できなければなりません。これが難題なんですが。

この問題を避ける簡単な方法は、誰も理想像ではあり得ないのですから、どんな事例を挙げたとしても、失敗の方が上手くいっていることよりも10倍もたくさんあるのだと言うことでしょう。個人であれ組織であれ、誰も理想化された「あれが正しい善人(組織)の姿ですよ!」という捉え方をされずに済みます。そんなことをすると、誰もがダメになってしまいますから。


Interviewer: Who would you point to in terms of companies that are really authentic systems change? Not just jazzy advertising or green-washing, but true authentic.

Senge: That is actually a tricky question. And I tell you why it is tricky. No companies deserve to be hoisted up on a pedestal. It is probably most counterproductive thing you can do for them.

Well, there is an old saying in traditional Chinese culture. The best people are the hardest on themselves. Complacency is always an enemy of innovation. A sense we are one of the leaders is the WORST thing that could happen if you want to sustain a spirit of real innovation.

Humility, you know, seeing all the things that don’t work. Those are the things that really characterize the innovators. They are very very self-critical. So, actually, hoisting them up on a pedestal and saying “These guys! They are doing it!” is actually, if you care about expanding this process, the worst thing you could do.

Now that’s said, people need to see examples. They need to feel that this is not just ideas and that these things are really happening. You have this dilemma.

So, the simple way around this dilemma is, because nobody is a paragon, every example you could give… if there is ten times as many flaws as there are things going well, please neither you nor I as individuals or any organizations needs to be seen in a kind of idealized stylized… “Oh, that is what a good person looks like!” You know, that will undermine everybody.

 

広告

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中