Learning Sandbox

趣味でピーター・センゲの講演を翻訳しています(不定期更新)

チーム学習

ダイアログはより一般的に使用されるディスカッションとは異なります。ディスカッションの語源は、パーカッション(衝突)やコンカッション(激しい振動)と同じで、文字通り、勝者総取りの競争の中でのアイデアの応酬のことです。

熱意のあるマネージャーとIQ120以上のメンバーで構成されたチームの集団 IQが63になる。どうしてこのようなことが起こるのでしょう?チーム学習というディシプリンは、この矛盾に向き合うものです。チームは、学習することができます。スポーツや舞台芸術、科学の分野や、また、稀にビジネスの分野にも特筆に値する事例があります。チームの知性がメンバー個人の知性を超えて、連携の取れたアクションを可能にする特別な力を身に付けます。チームが本当に学習するときに生まれるのは、特別な結果だけではありません。チーム内の個人が、さもなければあり得なかった速さで成長しているのです。

チーム学習のディシプリンは、ダイアログから始まります。チームのメンバーが思い込みを保留し、本当に「一緒に考える」力のことです。ギリシア人にとって、ディアロゴス(dialogos)とは、「グループの中で意味が自由に流れること」を意味しました。そうすることで「個人では得られない洞察を、グループとして見つけることができる」という意味です。ダイアログの習慣は、興味深いことに、アメリカン・インディアンをはじめとする多くの「原始的」文化の中に維持されている一方で、近代的社会ではほとんど完全に失われてしまっています。今日、このダイアログの原理や実践が再発見され、現代の文脈に置き換えられようとしています。(ダイアログはより一般的に使用されるディスカッションとは異なります。ディスカッションの語源は、パーカッション(衝突)やコンカッション(激しい振動)と同じで、文字通り、勝者総取りの競争の中でのアイデアの応酬のことです。)

ダイアログのディシプリンは、学習の効果を阻害するやり取りのパターンをどのように認識するかを学ぶことでもあります。自己防衛のパターンは、往々にしてチームの行動パターンに深く埋め込まれています。気付かないままでいると、このパターンが学習を阻害します。このパターンに気付き、創造的に表出させることで、学習を加速することができます。

チーム学習が必要不可欠なのは、現代の組織において、チームこそが根本的な学習の単位だからです。それは、個人ではないのです。これが要なのです。チームが学習することで初めて、組織が学習することが可能になるのです。

 

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How can a team of committed managers with individual IQs above 120 have a collective IQ of 63? The discipline of team learning confronts this paradox. We know that teams can learn; in sports, in the performing arts, in science, and even, occasionally, in business, there are striking examples where the intelligence of the team exceeds the intelligence of the individuals in the team, and where teams develop extraordinary capacities for coordinated action. When teams are truly learning, not only are they producing extraordinary results, but the individual members are growing more rapidly than could have occurred otherwise.

The discipline of team learning starts with “dialogue,” the capacity of members of a team to suspend assumptions and enter into a genuine “thinking together.” To the Greeks dialogos meant a free-flowing of meaning through a group, allowing the group to discover insights not attainable individually. Interestingly, the practice of dialogue has been preserved in many “primitive” cultures, such as that of the American Indian, but is has been almost completely lost to modern society. Today, the principles and practices of dialogue are being rediscovered and put into a contemporary context. (Dialogue differs from the more common “discussion,” which has its roots with “percussion” and “concussion,” literally a heaving of ideas back and forth in a winner-takes-all competition.)

The discipline of dialogue also involves learning how to recognize the patterns of interaction in terms that undermine learning. The patterns of defensiveness are often deeply ingrained in how a team operates. If unrecognized, they undermine learning. If recognized and surfaced creatively, they can accelerate learning.

Team learning is vital because teams, not individuals, are the fundamental learning unit in modern organizations. This is where the rubber meets the road; unless teams can learn, the organization cannot learn.

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